2002.01.28号(映画) ■■ ガエル・ガルシア・ベルナル ■■ 来月2月2日からいよいよ期待のメキシコ映画「アモーレス・ペロス」が公開されます(映画の詳細は映画・イベント最新情報で)。米国、イギリスを筆頭に世界的ヒットを記録し、数々の映画祭で高い評価を得た本作品。「ブラピ」がお気に入り、ゴンザレス監督はラテン版タランティーノ・・・、すでに雑誌や新聞などで様々な紹介や批評がなされてますが、私がこの作品で最も注目しているのが、オクタビオ役のガエル・ガルシア・ベルナル(Gael Garcia Bernal)。アンディ・ガルシア、アントニオ・バンデラス、ベネチオ・デル・トロに続く新たなラテン系美男俳優の登場です。最近めっぽうラテン物に免疫力がついてきた日本人にも絶対受けるハズ・・・大ブレイクの予感がします!(私だけ?) 長編映画デビュー作が大ヒットのシンデレラボーイ
そんな彼の最大の魅力はなんといっても、吸い込まれるような深いグリーンの瞳・・・ちょっぴり潤んだようなキラキラした瞳です。今までの「熱い」「濃い」「マッチョ」といったラテン男のイメージとは異なり、母性本能がくすぐられるタイプ。澄んだ瞳の奥に意志の強さと優しさが感じられます。 ガエルは両親が俳優という恵まれた環境に育ちましたが、19歳で単身ヨーロッパへ。難関といわれるロンドンの俳優スクール(Central school of Speech and Drama)にメキシコ人として初めて合格したのです。そこで彼は3年間、演技について勉強をしました・・・つまり、彼はカッコイイだけでなく、確かな知性と実力と度胸を備えているのです。
プロフィール
メキシコ第2の都市グアダラハラ出身。両親はともに俳優で、幼少の頃から様々な劇場の舞台に立つ。12才で“EL ABUELO Y YO”(おじいちゃんと僕)というテレビドラマ(テレノベラ)に出演し、メジャーデビュー。1995年に出演した短編『ガッツ アンド ハート』(*1)はオスカーの最優秀短編賞にノミネートされた。19歳の時、メキシコを離れ3ヶ月間スペインを放浪。その後、ロンドンの有名な俳優養成所"CENTRAL SCHOOL OF SPEECH AND DRAMA"で3年間みっちり演技を学び、2000年に本作『アモーレス・ペロス』で長編映画デビューを果たす。続いて主演したメキシコ映画“Y TU MAMA TAMBIEN”(*2)(カルロス・クアロン監督)も国内外から高い評価を受け、共演のディエゴ・ルナとともに、第58回ベネチア映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。 監督/アントニオ・ウルティア 人気に溺れない堅実派・・?
そんな彼の最新作として注目なのが・・・2001年のスペイン映画“Sin noticias de Dios”(=Without News of God)。スペインを代表する2人の大物女優、ペネロペ・クルスとヴィクトリア・アブリルの主演で、ガエルは悪魔役で登場します。ちなみに監督は「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」のアグスティン・ディアス・ヤネス。 出演作品
1. I'm with Lucy (2002) (chiaki)
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