■ 今 週 の 特 集 ■
毎週、様々なテーマでお届けします。
ちょっぴり硬派な内容から、かる〜いノリのネタまで、幅広く取り上げていきますのでお楽しみに!

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2002.04.30号(建築)

■■ 山田俊彦氏写真展〜第二回・一般公開のアシエンダ〜 ■■

4月1日の写真展に引き続き、メキシコのアシエンダをご紹介します。山田俊彦さんのプロフィールはこちら!

写真についてのご質問や、リクエストなどはこちらから!

注:全ての写真の著作権は山田俊彦さんに帰属します。無断でのご使用はご遠慮ください。

◆◆ 一般公開されているアシエンダ ◆◆

気軽に訪れて中を見ることのできるアシエンダです。写真をクリックすると大きな画像で見られます。アシエンダって何?という方は>>>こちら

1.ロレンセロ(Lorencero)

ハラパの近郊にある小さなアシエンダです。悪名高いサンタ=アナ大統領の別荘として知られています。

2.チャピンゴ(Chapingo)

テスココの近くにあり、農業大学の一部になっています。教会だった場所に全面に描かれたオロスコの壁画で有名です。

3.モリーノ・デ・フローレス
(Molino de Flores)

テスココ。映画「ベラクルス」で最後の場面を撮影した所です。レンタルビデオでcheck!

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最後の決闘の場面バートランカスター(左)ゲ−リークーパー(右)(・・・役を務めてくれたメキシコの青年たち・笑)

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更に奥にある別な教会


教会内部

4.ジャベ(Llave)

ケレタロ、サンフアンデルリオ近郊。一つの建物としては最大級です。革命時に破壊され何も残って居らず、現在は孤児院となっています。

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屋上からの眺め。

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教会内部跡。器物は何も無い

5.アシエンダ・デ・ロス・モラレス
(Hacienda de los Molares)

メキシコシティ中心部の高級住宅街、ポランコからさほど遠くないところにあります。現在は有名なレストランになっています。アシエンダとしてはあまり規模は大きくありません。


レストラン内部のバー

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6.レクエルド・デ・プエンテス
(Recuerdo de Puentes)

クエルナバカ近郊。砂糖工場だったところ。プールがあって、入場料を払って自由に使えたので、山田さんの会社のピクニック等でよく使われたそうです。所有者が亡くなり、3年程前に売りに出されていて、40ha土地付きでなんと格安150万US$!!! 山田さんも「買いたいですね〜」とおっしゃっています・・・。


プールの水は脇を流れている川を跨いだ
水道橋で引かれています。

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砂糖工場の煙突

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山田さんがピクニックに持参されたポブレ・コチニータ。「美味しかった!」とおっしゃってますが、ぐったり横たわる姿はまさに「かわいそうな子豚ちゃん」・・・

7.テミスコ
(Temixco)

クエルナバカ。砂糖のアシエンダとしては大きい方で、17300ha。良質の砂糖を生産し、革命前は欧州にも輸出されて好評を得ていたそう。保存状態は良くない。現在は公開されたリゾート地区ですが、宿泊設備は無いそうです。


第二次大戦中、日本人は全員DFに移住しなければならなかったが、モレロス州で移れなかった人はここが収容所となっていたそうです。初めてこのお写真を見せていただいたときは、「夢みたいに美しい場所だなあ」と思ったのに、暗い歴史を背負っているんですね・・・。

山田俊彦さんプロフィール

1967年から3年間、駐在員としてメキシコに滞在。その後、仕事で10回以上,遊びを兼ねて数回訪墨し、滞在期間を合わせると延べ5年間ほどになります。その間撮った写真が数千枚!きっちりPCに保存されていて、お宅を訪問したayaもkanaeもひたすらその整理術に脱帽。。。メキシコ以外の旅行もたくさんなさっており、今一番のお勧めは「チュニジア」。メキシコについては鉄道もお詳しく、今ではほとんど不可能な「メキシコ・列車の旅」をたくさん実現なさったとのこと。音楽から民芸品から食べ物から、何から何までメキシコのことを心から大切に思っておられるのが、暖かなお話ぶりから伝わってきました。

(kanae)


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