「a poco (アポコ)」とはメキシコで「へえ〜」ぐらいの意味でよく使われる言葉。
思わず、「アポコ〜」と言ってしまうようなびっくりネタを集めています。

■ 最新のアポコ通信 ■

マニアは生唾!? ラ米限定のバービー人形は、花もはじらう15才!

 世界中の少女が、場合によっては一部の殿方が(?)心ときめかせるバービー人形。子供の頃、着せ替えして遊んだ人も多いハズ。今回、このバービー・シリーズに新たな仲間が加わりました。その名も“15歳のバービー”(“Barbie de Quincen~era”)。ラテンアメリカ地域限定発売で、今月の16日から店頭に並んでいます。

 ラテンアメリカ諸国では、女のコが15歳を迎えると、成人のお祝いをするのが一般的。日本みたいに役所での形式ばった式典はないけれど、カトリック信者なら、近所の教会で記念のミサが開かれます。他の国はよく知りませんが、メキシコの場合、たいてい自宅の庭先(お金持ちならホテルの宴会場!)でパーティが開かれ、家族・親戚はもちろん、彼女の友人やご近所さま、果てはその友人まで勢ぞろい。“キンセニェラ”と呼ばれる主役は、花嫁もビックリ!のドレスと髪型で祝いの席に臨みます。もちろんお化粧にも余念がありません。何しろ人生に一度の社交界デビューですから、この日ばかりは女王サマ扱い。“チャンベラン”と呼ばれる男のコたちが彼女をエスコートし、一緒にお披露目のワルツを踊ってくれます。意欲的な場合には創作ダンス!も。

 ジャケット姿に身を包み、髪をなでつけた少年たちが生真面目にステップを踏む姿は、何ともほほえましい限り。たまーに近所で有名なワルがメンバーに選ばれたりして、この時ばかりは、さすがの彼も神妙な面持ちです。見ている方は笑いを堪えるのにひと苦労なんですけどね(笑)。

 とりわけ父親にとっては、娘が嫁ぐ日と同じくらい大切な日であり、経済的に余裕のない家庭でも、前もってコツコツとお金を貯めています。なので、娘とワルツを踊る時の感慨はひとしお。くるくると廻りながらも、それまでの想い出が走馬灯のように駆け巡っているのです。

 さてさて、このバービーちゃんですが、当然ながらドレス姿で、手にはちゃっかり殿方からの(?)プレゼントが。個人的には髪型と化粧のノリが気になります(笑)。売れ行き次第では、“チャンベラン人形”や“涙ぐむお父ちゃん人形”も発売されるかも!?


■ バックナンバー ■

男はつらいよ、パンダのリンリン時差ぼけから回復?

 今年の1月末から、繁殖のため、メキシコシティにあるチャプルテペック公園に貸し出されていた上野動物園のジャイアントパンダ、リンリン(オス・15才)が、去る4月24日に帰国、再び一般公開されている。出発前、リンリンは自分から進んで檻の中に入ったという。やはり日本の笹の味が恋しくなっていたのだろうか。

 彼の現地でのお見合い相手は、シュアンシュアン(1985年生まれ)、シューウァン(1987年生まれ)、シンシン(1990年生まれ)。メキシコ3人娘の猛烈アタックに臆したのか、残念ながら自然繁殖は実らなかった。そこで、人工授精が行われたのだが、結果判明には、もうしばらく時間がかかるらしい。もし3頭とも妊娠していたら、世界的快挙!リンリンは伝説のパンダとなる!?ロイター通信(メキシコ)によると、場合によっては来年の春、自然繁殖のため、再びメキシコを訪れる可能性もあるとか。もてる男はつらいぜ、リンリン!

 ちなみに、メキシコの大勢のチビッコたちがリンリンに手紙を託したそうだ。今回のお見合いを実現させてくれた日本国民に対する、感謝のキモチが書かれているらしい。動物園のおじさんが、仕事の合間に辞書を引き引き解読していたりして…。


■ バックナンバー ■

小泉新総理とフォックス大統領(メキシコ)との意外な?共通点

 新内閣が発足し、最近はもっぱら小泉新総理に話題が集中しております。そう言えば、元ロックバンド『X-JAPAN』のリーダー、Yoshikiが、友人としてお祝いのコメントを寄せていました。新総理はハード・ロックがお好き!なんだとか。海外では、なぜか彼の“ベートーベン風”の髪型に注目が集まっている模様。日本の政治家はオールバックが主流なので、逆にインパクトを受けたのでしょうか。某テレビ局の早朝番組によると、彼が愛用している整髪料は「VO5」の商品で、市販はされていないそう。ま、これは余談ですが。

 ところで、彼とメキシコ大統領、ビセンテ・フォックス氏との共通点、何だと思いますか?

 実はお二人とも“バツイチ”の独身者なんですね。フォックス氏は、昨年12月1日に大統領に就任したのですが、彼の当選が確定したあたりから、国内ではファーストレディ待望論が沸き起こり、ある大物女優や側近の女性がその有力候補にあげられたりしてました。小泉さんの場合もしかり。理想的な再婚相手は田中真紀子さん!なんて声が早くも上がっていたとか、いないとか…。(ちなみに新外務大臣となった彼女は既婚者です。念のため。)

 脱派閥を唱えて自民党総裁の座についた「政界のウルフ」こと小泉総理大臣。かたや、71年間も続いたPRI(制度的革命党)支配を打ち破り、歴史的な政権交代を成し遂げたフォックス氏。(カウボーイ・スタイルをこよなく愛する彼は、身長なんと198センチ!)。今後は、新たなる共通点“歴史に残る舵取り”を期待したいところです。


■ バックナンバーを読む ■