■ 芸能/スポーツ関連ニュース ■

2001.05.28号

メキシコ代表、イングランドに惨敗

サッカーのメキシコ代表は25日、ロンドンでイングランド代表と親善試合を行い、4-0で惨敗した。メキシコは、3-4-3の攻撃的システムで望んだが、前半早々3分にイングランドに先制されたショックから立ち直ることができず、ゴールポスト前でのチャンスらしいチャンスは皆無。後半21分にオソルノが得たPKもホセ・アブンディスが外し、完封負けした。メキシコの地元マスコミ、評論家は、同試合を酷評。このチーム状態ではW杯予選通過も危ういとの見方を示している。(Grupo Reforma, Reuters他)

『タイタニック』のJ.キャメロン監督、バハ・カリフォルニアに映画テーマ・パークをオープン!

『ターミネーター』(主演:アーノルド・シュワルツェネッガー)や『タイタニック』(主演:レオナルド・ディカプリオ)でお馴染みの、ジェームズ・キャメロン監督が、メキシコのバハ・カリフォルニア州に位置するロサリオに、フォックス・スタジオのテーマパーク“Foxploration”をオープンした。やはり目玉は『タイタニック』(1998年度オスカー11部門を獲得)のセット。キャメロン監督によれば、そもそも本構想は、当地(バハ・カリフォルニア)で『タイタニック』撮影中に思いついたらしく、記念すべきオープン初日には、撮影に協力してくれたメキシコ国民に感謝の意を表した。また、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオとの違いは、実際に映画で使用された資材や舞台装置が含まれていることだ、としている。

ベテラン女優で歌手のダニエラ・ロモがメキシコの黒柳徹子に

女優として数多くのドラマに主演し、歌手としても人気の高いダニエラ・ロモが、去る5月22日、国連のメキシコ親善大使に就任することが明らかになった。ダニエラは、9月に予定されている正式な任命に先立ち、犯罪や差別の根絶を訴えていく一方で、とりわけ関心を抱いている児童教育への支援や身体障害者ケアに積極的に関っていく意向を示した。本業としては、レコード会社移籍後、初めてのアルバムが近日発売となる。


2001.05.21号

ピープル誌が選ぶ“25人の美しいラティーノ”に、メキシコ大統領が堂々のランクイン!

アメリカの有名雑誌「ピープル」のスペイン語版・最新号では、“25人の美しいラテンアメリカ人”を大特集。選考にあたっては、容姿だけでなく生き方も重視されたそうだ。25人中、5人がメキシコ人。その中にビセンテ・フォックス大統領が含まれており、彼が所有する牧場をバックに、馬とのツーショットでページを飾っているとのこと。また、国内で最も好感度の高い芸能人のひとり、ルセロ(歌手兼女優)も選ばれた。

メキシコ人以外では、講談社の女性誌「フラウ」(5/8号)で表紙を飾ったばかりのジェニファー・ロペス(プエルトリコ)、大ヒット上映中の『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたベニシオ・デル・トロ(プエルトリコ)、アルゼンチン大統領の息子との熱愛発覚で世間を騒がせた人気ロック・シンガー、シャキーラ(コロンビア)、日本でも公開されたキューバ映画『苺とチョコレート』で脇役を演じたフランシスコ・ガットルノ(キューバ)、現WBA・IBF世界スーパーウエルター級王者のボクサー、フェリックス・トリニダ(プエルトリコ※彼は去る5/12、WBA世界ミドル級王座を獲得したばかり)などが名を連ねている。もしこれが“25人の美しいアジア人”だったら、エレキ・ギターを手にした小泉首相が載っていたりして!?

ロバート・ロドリゲス監督、『エル・マリアッチ』シリーズの第3弾に着手

3月30日の封切り以来、全米の興行成績トップ・テンを維持している『スパイ・キッズ』は、この夏日本でも公開が予定されているファミリー映画。(主演:アントニオ・バンデラス/配給:アスミック・エース)この話題作を手掛けたロバート・ロドリゲス監督は、早くも新たなプロジェクトに取りかかっている。タイトルは『Once Upon a time in Mexico』(配給:コロンビア・ピクチャーズ)。人気シリーズの第3作目にあたり、黒いギター・ケースにピストルを忍ばせたさすらいのガンマンが再びスクリーンに登場する。1992年、シリーズ第1作目『エル・マリアッチ』(監督・脚本)で鮮烈なデビューを飾ったロドリゲス監督は、当時24才。制作費はわずか7000ドルだった。続いて1995年、シリーズ第2作目となる『デスペラード』(主演:アントニオ・バンデラス)を発表。前作をしのぐヒットにより、ヒロインを演じたメキシコ人女優サルマ・ハエックは、一躍ハリウッドの若手注目株となった。

主演・アントニオ・バンデラス、ヒロイン役・サルマ・ハエックというメインキャストは第2作目と変らないが、最新作ではミッキー・ローク(『ナインハーフ』)が参加。前回と同じく彼の良き友人クインティン・タランティーノ監督(『パルプ・フィクション』、『ジャッキー・ブラウン』)の特別出演が決まっている。

カルロス・ポンセに二人目の赤ちゃん

去る5月10日、メキシコでドラマ撮影中の人気俳優カルロス・ポンセ(プエルト・リコ)が、親しい友人たちに二児のパパとなること明らかにしていた。愛妻家の彼は、母の日にあたるこの日、ベロニカ夫人に絵画をプレゼント。ハリスコ州(州都グアダラハラ)出身の画家が描いた、愛妻と長男・ジャン・カルロ君の肖像画だそう。来る9月に29才を迎えるカルロス・ポンセは、6才でCMデビュー。14才の時にマイアミに渡り、中学卒業後は芸術学校で主に演劇を学んだ。これまで多数のCMやドラマに出演。1994年には、制作と司会で参加したテレビ番組「Control」で権威あるエミー賞を受賞。日本でも人気の高かった青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書90210』に出演した過去もある。(1998年)また、大物プロデューサー、エミリオ・エステファン(グロリア・エステファンの夫)のもとで1998年に本格歌手デビュー。スペイン語圏を中心に大ヒットを飛ばした。ドラマの撮影と並行して、現在3枚目のアルバムをレコーディング中だが、今回も、彼自身が楽曲を多数手掛けている。

サッカー:コンフェデ杯のメキシコ代表メンバー発表

メキシコ代表のエンリケ・メサ監督17日、コンフェデレーションズカップ(5月30日〜6月10日:日韓共催)に挑むメキシコ代表メンバー23人を発表した。代表は25日イングランドで行われる同国代表との親善試合の後、韓国入りする。(一次リーグ試合日程は、5月30日vs.オーストラリア、6月1日vs.韓国、3日vs.フランス)

注目されていたアルベルト・ガルシア・アスペの代表復帰について、メサ監督はマスメディア(=テレビサ)の圧力で選手選考はしないとの考えをあらためて強調、同選手の招集を行わなかった。この他、GKのホルヘ・カンポスは昇格争いにある所属チームの関係で選から漏れた。

代表メンバーは以下の通り(カッコ内は所属チーム)

▽GK (Portero)
オズワルド・サンチェス (チバス)
エルベイ・カブート (アトラス)
オスカル・ダウト (プエブラ)

▽DF (Defensa)
クラウディオ・スアレス (ティグレス)
ウーゴ・チャベス (モレリア)
ダビ・オテオ (ティグレス)
ホアキン・ベルトラン (プマス)
パベル・パルド (アメリカ)
ドゥイリオ・ダビーノ (アメリカ)
オクタビオ・バルデス (パチューカ)

▽MF (Medio)
ビクトル・ルイス (トルーカ)
ヘルマン・ビジャ (アメリカ)
ダビ・ランヘル (トルーカ)
セサーレオ・ビクトリーノ (パチューカ)
ホアキン・レジェス (サントス)
ファン・パブロ・ロドリゲス (アトラス)
アルベルト・コヨーテ (チバス)
マルコ・アントニオ・ルイス (チバス)

▽FW (Delantero)
ヘスス・アレジャーノ (モンテレイ)
ダニエル・オスロノ (アトラス)
ホセ・マヌエル・アブンデス (アトラス)
アントニオ・デ・ニグリス (モンテレイ)
ジェラード・ボルゲッティ (サントス)

(Grupo Reforma, Cd.de Mexico,17/05/2001)


2001.05.14号

やっぱり本当だった!?ルイス・ミゲルの隠し子疑惑を大物女優がついに肯定!

メキシコの人気ゴシップ番組「LaBotana」によると、女優のシルビア・ピナルが、“彼女のひ孫・ミシェルの父親はルイス・ミゲルである”と公言。「あんなに愛くるしい子を、彼が認知したくないというなら、とても残念なことね」とも。数年前から、噂となっていたこの隠し子疑惑、ミシェルちゃんが11才!になったことで、そろそろ真実を明らかにすべきだと考えたらしい。母親は歌手のステファニー・サラス。今回、爆弾発言をした彼女の祖母・シルビア・ピナルは芸能界の大御所的存在で、元夫や娘たちも芸能人。ロック界の問題児、アレハンドラ・グスマンは彼女の娘である。

先月19日に31才の誕生日を迎えたルイス・ミゲル。マライア・キャリーとの熱愛が続く中、彼が何らかのコメントを発表するのか気になるところ。

撮影快調!サルマ・ハエック主演作「フリーダ」、A.バンデラスは6月にメキシコ合流

メキシコを代表する女流画家、フリーダ・カーロの伝記映画「フリーダ」(配給:Miramax)の撮影が順調に進んでいる。去る5/6(日)には、悲劇の交通事故シーンが、サンルイス・ポトシ州にて撮影された。(実際は1925年、メキシコシティのコヨアカン地区で発生)

ハリウッドで活躍する自国女優、サルマ・ハエックを一目見ようと、地元ファンが大勢押しかけたが、そのあまりに厳重なガード態勢に不満の声があがっているのだとか。

本作では噂の恋人、エドワード・ノートン(「ファイトクラブ」「僕たちのアナ・バナナ」)と共演。アントニオ・バンデラスが壁画家・シケイロス役を演じるほか、メキシコ人俳優も多数出演する。メガホンを握るのは、ミュージカル「ライオンキング」の演出でトニー賞を獲得したジュリー・テイモア。

◎フリーダ、シケイロスについての詳細は、当HPの「芸術を楽しむ」(メキシコ・アラカルト)へGo!

もう一本のフリーダ映画、主演ジェニファー・ロペスの降板であえなく中止!

米ロサンゼルス・タイムズ紙の報道によると、フランシスコ・F・コッポラ監督のプロデュースで準備が進められていた、ハリウッド映画「二人のフリーダ」(監督:ルイス・バルデス/配給:United Artists)が、計画中止となった。主演に決定していたジェニファー・ロペスが、トニー・スコット監督の次回作「Taking lives」への出演を優先させたことが原因。実在の画家から一転、「トップ・ガン」や「ビバリーヒルズ・コップ2」で知られる人気監督のもとで、FBI捜査官を演じることになったジェニファー。早くから話題となっていたサルマ・ハエックとの競演は、サルマの不戦勝となってしまった。


2001.05.07号

サウスポー、ロベルト・レイバ(メキシコ)がIBFミニマム級の新世界王者に!

去る4月29日、米ニューヨークにて、ボクシングのIBFミニマム級世界王者決定戦が行われた。試合の結果、同級5位のロベルト・レイバ(メキシコ)が同級2位のダニエル・レジェス(コロンビア)を3-0の判定で下し、昨年より空位となっていた王座に輝いた。8回にレジェスをリング外に吹き飛ばすほどの強烈なダウンを奪ったレイバ。試合後の通算成績は18勝(16KO)。

メキシコの人気歌手タリア、マリアッチ軍団を率いてホワイト・ハウスで熱唱

5月4日、米国・ワシントンにある大統領官邸内の庭園にて催された、メキシコの対仏戦勝記念パーティで、メキシコの人気歌手タリアがマリアッチ・バンド「Mariach2000」の演奏と共に、「Viva Mexico」(メキシコ万歳)をはじめ、祖国の歌を数曲披露した。

ブッシュ大統領夫妻も出席したこのパーティは今回が初めて。メキシコと米国との友好関係を深めることが目的だが、同時に、米国経済の根底を支えるヒスパニック系移民の支援取りこみも意図していたらしい。タリアの音楽プロデューサー、エミリオ・エステファン(キューバ出身)らヒスパニック系著名人も多数参加。

タリアといえば、昨年末に、ソニー・ミュージック・エンターテイメント社長で、マライア・キャリーの元夫、トミー・モットーラ氏(22才年上!)と結婚して注目を浴びたが、メキシコでは、かなり前から国民的スター。国内最大のテレビ局、テレビサの看板女優でもある。

対仏戦勝記念とは:1862年5月5日、メキシコ侵略を図ったフランス軍を、メキシコ軍がプエブラ州にて打ち負かしたことを記念している。メキシコでは国民の祝日。


2001.05.01号

ワールドカップ予選、トリニダードトバゴと引き分け

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米カリブ地域最終予選で、メキシコは25日、トリニダードトバゴとアウェイで対戦。前半に1点先制されたものの、後半にパベル・パドロのシュートで同点に追いつき、1-1で引き分けた。現在の順位は米国、コスタリカに次ぎ第3位。メキシコは、60分近い数的優位で(途中、トリニダードトバゴの選手が1名退場)試合をコントロールしていたものの、フォワード陣の決定力不足に最後まで悩まされた。(2001.4.25)

ゴールデンウィーク公開の話題映画「トラフィック」にメキシコ人のハリウッド女優・サルマ・ハエックがカメオ出演!

アメリカとメキシコを舞台に巨悪な麻薬犯罪の実態を描いた映画「トラフィック」は本年度アカデミー賞のノミネート作品。主演はマイケル・ダグラスで、再婚まもない奥様・キャサリン・ゼタ=ジョーンズとの競演が早くから注目の的となっていた。残念ながら作品賞は逃したものの、メガホンを握ったスティーブン・ソダーバーグは監督賞に輝き(彼はジュリア・ロバーツ主演作「エリン・ブロコビッチ」の監督でもある)、プエルト・リコ出身のベニシオ・デル・トロも助演男優賞を獲得した。とまぁ、話題性バツグンの作品なのだが、なんとベラクルス州出身の女優サルマ・ハヤックがちょい役で出演していたのだ。ブラッド・ピットと「ファイト・クラブ」で競演したエドワード・ノートンの交際相手として知られる彼女は、ソダーバーグ監督の良き友人。今回はノーギャラでの出演で、登場シーンの撮影はわずか半日だったとか。次回作では主演をゲット!?