■ 経済ニュース ■
2002.06.25号 メキシコ証券取引市場今年最低水準にー電話会社株が下落 6月24日月曜日、メキシコの証券取引市場の平均株価は2.64パーセント安となりった。主に電話会社の株下落の影響によるもの。この日取り引きされた70銘柄のうち、11銘柄の株価が上昇、46銘柄で下落、13銘柄が横這いとなった。下落幅が大きかったのは、ラテンアメリカ最大の無線電話サービス会社アメリカ・モービルで、ニューヨーク市場でも下落している。Reuters (2002/06/24) 主要銀行で1ドル10ペソに 6月24日月曜日、メキシコシティの主要銀行の支店でのドル売りの平均値が10ペソを付けて取引を終えた。買値もBBVA-Bancomer銀行の複数の窓口で9.81ペソと最高値になり、最も安かったのはBancrecer銀行の9.68ペソだった。Notimex (2002/06/24) ドル高が経済成長に悪影響を及ぼすことはない-経済相 メキシコのデルベス経済相は24日月曜日、最近のドル高傾向がメキシコの経済成長に悪い影響を及ぼすことはないと述べた。また、メキシコは去る5月から維持している成長を今後も維持できると述べた。 メキシコは2001年ラテンアメリカで最も多く外国からの直接投資を受け入れた国に-ECLAC報告 2001年メキシコは、ラテンアメリカ諸国の中で最も多く外国からの直接投資を受け入れた国となった。6月17日ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)が発表した報告書「2001年 ラテンアメリカ・カリブ地域における外国投資」のなかで、メキシコはラテンアメリカに対する直接投資の35パーセントを受け入れたとしている。1995年から2000年の期間では、メキシコは平均18パーセントを占めていた。ブラジルは35パーセントだった。逆に2001年にはブラジルは32パーセントにシェアを減らした。La Jornada, (jun 18, 2002) 2002.06.18号 メキシコ、メルコスールとの統合に向けた第一歩 メキシコとブラジルは、メキシコとメルコスールの統合の第一歩とされる貿易協定を締結した。協定によると、ラテンアメリカの経済大国であるメキシコとブラジルは800品目以上にわたる農産品・工業製品について関税優遇制度を与えあうことになる。 19日から共同研究会=メキシコと自由貿易協定で−政府(転載記事) 日本政府は17日、メキシコとの自由貿易協定(FTA)締結の可能性を検討する産学官の共同研究会を、19日から3日間、都内で開くと発表した。6回目となる今会合で、7月の報告書取りまとめに向け、大詰めの調整を行う。 2002.06.11号 EUからメキシコへの関税一部撤廃 6月5日より、自動車や医薬品の一部などの欧州連合諸国からメキシコへの輸入関税が撤廃される。また、メキシコからも乗用車やピックアップトラック、ミニバンなどがEU15カ国に無関税で輸出することができるようになる。El Economista, (jun 5, 2002) ペソ安に商業部門と観光部門が懸念表明 メキシコのフォーマル商業部門はドルに対するペソ安に関する懸念を表明した。こうした状況が続けば売上指標に負の効果が表れ始めると考えられるためだ。 2002.06.04号 エマージング市場の中で最も安定した国のひとつとしての立場を活用して公債発行を検討 メキシコは債務支払の負担を軽減するため、新たに自国通貨による5年から10年満期の中期公債発行を検討している。2月にスタンダード・アンド・プアーズ社によって政府の安定した通貨・財政政策を評価され、投資適格級の評価を受けたメキシコは、エマージング市場の中でも特に安定した国とのイメージを強めている。スタンダード・アンド・プアーズ社の投資適格級の格付け以外にも、ムーディーズやフィッチによる評価にも支えられている。今のところメキシコは10年以上の公債発行は考えていない。La Jornada, (may 30, 2002) 北米自由貿易協定に関する会合は米墨間で合意得られないまま終了 メキシコ政府は、北米自由貿易協定内の砂糖と運輸に関する問題を分析するためにもたれた米墨間の会合は、合意に達しないまま終了したと発表した。デルベス経済相が記者会見で二国間の緊張関係を露わにした。APECフォーラムと平行して行われた米国商務省代表との会合では、両国の姿勢を明示するにとどまった。CNI en linea (may 30, 2002) デルベス経済相、ペソ切り下げを否定 デルベス経済相は6月3日月曜日、政府は為替市場に介入しないとの立場を示したさい、ペソの切り下げの可能性も否定した。外貨準備を増やす努力をするのみにとどめる。Notimex (Jun 3, 2002) |
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