■ 経済ニュース ■
2002.09.24号 ペソ安続く−一時1ドル=10.50ペソまで下落 先週からペソ安が続くメキシコでは、週明けのペソの対ドルレートは1ドル10.25ペソから10.50ペソの間で売られ、買値は9.9〜10.21ペソの間で推移している。複数のフィナンシャルグループでは、短期的にはペソ安が進んだとしても、最終的には1ドル10ペソのラインで落ち着くと予測している。(2002/09/23 Notimex) 8月は完全失業率2.77パーセントアップ INEGIの発表によると、メキシコの8月の完全失業率は2.77パーセントの上昇となった。7月は2.94パーセントだった。この数値はロイターがメキシコシティの銀行や分析会社を対象に行った調査の2.7パーセントを上回る数値となった。(Reuters, 2002/09/19) メリルリンチ、メキシコの経済成長予測を下方修正 メリルリンチ証券はメキシコの2002年の経済成長予測を当初の1.7パーセントから1.5パーセントに引き下げた。同社のレポートには、「当社の2002年国内総生産予測はわずかな下方修正にとどまったが、これは今年第二四半期の国内総生産成長率が予測より高かったため、下半期の成長率予測が補完されたためである」と述べている。2003年の予測も以前の5.5パーセントから4.8パーセントに引き下げた。(Reuters 2002/09/23) トヨタ、メキシコ工場でトラックを生産(転載記事) トヨタ自動車は、メキシコ北部のティファナ市近郊に建設中の自動車部品工場で、二〇〇五年から完成車の生産を開始すると発表した。 北米での需要拡大に対応した措置で、小型トラック「タコマ」を年間二万台生産する。これにより米国、カナダ、メキシコを合わせた北米での生産能力は、現在の百二十五万台から〇五年には百五十万台に拡大する。工場は〇四年に稼働。部品は、米ゼネラル・モーターズとの合弁会社「NUMMI」(米カリフォルニア州)で生産する「タコマ」向けの荷台を年間十七万台程度生産する計画。メキシコ工場への総投資額は約一億四千万ドル(約百六十八億円)の見込み。(中日新聞9月24日) 2002.09.10号 VWメキシコ、ストライキを回避 フォルクスワーゲンAGとそのメキシコ支社の労働組合は9月3日火曜日に数時間に及ぶ協議の末賃金問題で合意し、三年間で三度目となるはずだったニュービートルを生産するメキシコ・プエブラ工場におけるストライキは未然に回避された。労働側の交渉人によれば、賃金の5.5パーセントアップと諸手当の1.5パーセントアップを受け入れた。当初要求していた賃金10.2パーセントアップにはほど遠い決着となった。(2002/09/03 Reuters) ペソの対ドルレートは10ペソ以上を維持 先週金曜日から1ドル10ペソ以上となっているレートは月曜日現在も続いており、首都の銀行では1ドルは10.09ペソで売られた。(2002/09/09 Notimex) 8月のインフレ率は0.38パーセント メキシコの消費者物価指数は8月.0.38パーセント上昇し、市場予測をわずかに下回った、と中銀が発表した。「1969年以来、8月の消費者物価上昇率としては最も低い率となった」と発表している。8月段階でのインフレの年率は5.29パーセントとなっている。(2002/09/09 Reuters) GDP1.8パーセントは不可能? 米国経済が低調なため、当初予想されていた2002年のメキシコのGDP成長1.8パーセントは実現が厳しいであろうという予測を、メキシコ中央銀行総裁ギジェルモ・オルティス氏が発表した。今年の第二四半期にはメキシコのGDPは2.1パーセント成長し、不況を脱したとされた。オルティス総裁はニューヨークの投資家やアナリストに対し、米国経済がゆっくりとしか回復しないため、メキシコでは石油収入への依存を減らすための構造改革を行う必要が増している、と述べた。(2002/09/04 Reuters) 2002.09.03号 メキシコ市が第8回就職フェアを開催 連邦特別区政府は独立記念塔広場において8月29日、市内の失業者に8000の求人を提供する150社を集めて就職フェアを開催。すべての企業が月給2500ペソおよび法によって定められた最低限の給付を保証する仕事を15以上提供することになっている。 ラテンアメリカで最も高いビルにメキシコ市長が最後の梁を据え付け ロペス・オブラドール・メキシコ市長は、完成すればラテンアメリカで最も高い建物となるトレ・マジョールの最後の梁を据え付けた。このビルは建築の最終段階にあり、2003年初頭にはテナントの最初のグループが入居できる予定となっている。CNI en linea (ago 28, 2002) |
|||